2012年ロンドン五輪バンタム級金メダリストで、WBA世界ライト級14位にランクされるルーク・キャンベル(英)=11戦全勝(9KO)=と、同級15位トミー・コイル(英)=21勝(10KO)2敗=の英国人同士が1日(日本時間2日)、英・ヨークシャー州キングストン・アボン・ハルで、空位のWBCインターナショナル・ライト級王座を争って激突。
少年時代からのライバル対決となった試合は、長身サウスポーのキャンベルが、2回に左ボディでコイルからダウンを奪う好スタート。
その後も試合を優位に進めたキャンベルは、10回、ボディ攻撃で3度のダウンを追加し、最後はレフェリーストップ。TKOタイム10回1分41秒。
この試合をプロモートしたマッチルームのエディ・ハーンは、この試合をWBC世界同級王者ホルヘ・リナレス(帝拳)選手への次期指名挑戦者を決める決定戦であることを、アナウンスしている。
現在、リナレス選手への指名挑戦権を持つのは1位のデシャン・ツラティカニン(モンテネグロ)で、その次の指名挑戦者ということになるが、指名権を獲得するためには、もう一度、上位選手と最終エリミネータ戦を戦うことになるのではと思われます。
セミファイナルにはブライアン・ローズ(英)が登場。2月に初回KO負けを喫したWBC世界スーパーウェルター級14位カーソン・ジョーンズ(米)とのダイレクトリマッチに、12回判定勝ちで雪辱。スコアは119-111、116-112、117-112。
元2階級制覇王者リッキー・バーンズ(英)は、ライト級8回戦でプリンス・オフォツ(ガーナ)に5ラウンド1分43秒TKO勝ちで再起。元IBF世界バンタム級王者スチュアート・ホール(英)は、エドウィン・テレス(ニカラグア)に6回判定勝ちで、連敗脱出。