WBOは6日(日本時間7日)、ウェルター級王者フロイド・メイウェザーJr(米)のウェルター級王座を剥奪。メイウェザーは5月2日のマニー・パッキャオ(比)戦でタイトルを獲得したが、WBOは異なる階級の王座の同時保持を認めておらず、WBAとWBCのスーパーウェルター級王座の返上を求めていた。
ティモシー・ブラッドリー(米)vsジェシー・バルガス(米)戦が、WBO同級の王座決定戦となったことに不満を示したメイウェザーの法的出方を心配したWBOは、パッキャオ戦直後に外していたホームページに並ぶ王者の写真リストに、急遽メイウェザーを復活させていた。
ブラッドリーvsバルガス戦は、暫定王座決定戦となり、WBOは7月3日(日本時間4日)まで、メイウェザーに回答期間を与えたが、メイウェザー陣営から返事はなく、正式に王座剥奪となった。
これにより、6月28日に行われた暫定王座決定戦で勝利したブラッドリーが、正規王者に昇格することになる。
終了ゴング直前の早い試合停止で物議をかもしたブラッドリーvsバルガス戦は、リマッチの声も取り沙汰されたが、どうやらこれはなさそう。