4日(日本時間5日)、メキシコのマサトランで開催されたWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ。王者ペドロ・ゲバラと、指名挑戦者・1位ガニガン・ロペスのメキシカン対決は、ゲバラが12回判定勝ち。スコアは117-111、116-112、116-112の3-0。
サウスポーの挑戦者ロペスは、上下にパンチを散らして果敢に攻めるが、正統派スタイルの王者ゲバラのディフェンスは固い。拮抗した展開を抜け出したのは中盤以降プレスを強め、ロペスを後退させたゲバラ。終盤はKOを狙ってアタックを仕掛ける挑戦者を封じ込め試合終了。
2度目の王座防衛に成功したゲバラは、26勝(17KO)1敗1分。敗れたロペスは25勝(16KO)6敗。
ペドロの実弟アルベルト・ゲバラが、6連敗中のオスカル・ブランケット(メキシコ)とグローブを交えたスーパーバンタム級10回戦は、初回からアルベルトの左フックにグラついたブランケットが、3回、アルベルトの右でダウン。立ち上がったもののダメージは深く、試合はストップとなっている。
アルベルトは21勝(8KO)2敗。この二つの黒星は、山中慎介(帝拳)選手、レオ・サンタ・クルス(メキシコ)との世界戦で喫したもの。一方のブランケットは32勝(23KO)11敗1分。日本でウォーズ・カツマタ(現世界1位パレナス)を初回で倒して以来、勝ち星に恵まれず7連敗となった。