「誰でも来い!」の姿勢を見せるミドル級最強王者ゲンナジー・”GGG”・ゴロフキン(カザフスタン)は、1階級上のアンドレ・ウォード(米)、カール・フロッチ(英)。そして、ウェイトを絞ってフロイド・メイウェザーJr(米)との対戦を望んでいるが、今のところ、実現する気配はない。
WBC世界ミドル級暫定王座を保持するゴロフキンは、正規王者ミゲール・コット(プエルトリコ)との王座統一戦を待つ身であったが、サウル・アルバレス(メキシコ)に割り込まれ、その勝者との対戦は来年まで待たねばならない。
他のミドル級タイトルホルダーとの戦いも具体的プランはなく、現実的に次戦の対戦相手は絞り込まれて来る。米メディアが上げる対戦相手候補リストには、日本の「Ryota Murata」の名前も。
他に上がっている候補を分析すると、WBO3位のジャモール・チャーロ(米)は近いうちに1位上昇が見込まれ、WBO王者アンディ・リー(英)との対戦を目指す。セバスチャン・ヘイランド(亜)は、WBC1位にランクされており、コットvsカネロ戦の結果待ちの姿勢。
IBF5位のサム・ソリマン(豪)に勝ったドミニク・ウェイド(米)は、WBA12位、WBC14位のランクも上昇が予測されるが、ゴロフキンの王座を狙う可能性はまだ低い。
ディミトリー・チュディノフ(ロシア)は今年2月、12回TKOでクリス・ユーバンクJr(英)に敗れ、WBAの暫定王座を失ったばかり。
15戦全勝(9KO)無敗のWBA2位、WBO4位アリフ・マゴメドフ(ロシア)は、7月17日(現地時間)、19戦無敗(10KO)のデリック・ウェブスター(米)と、空位のWBO北米王座を賭けて戦う。
22歳のWBA14位アントワーヌ・ダグラス=17勝(11KO)1分無敗=は、7月17日(現地時間)、イシュトヴァーン・スジリー(ハンガリー)=18勝(8KO)無敗2分=と、空位のWBCラテン王座戦が決まっている。
WBA7位カレブ・トラックス(米)は4月、WBA正規王者ダニエル・ジェイコブス(米)に敗れたばかり。WBA15位、WBC11位、WBO15位トニー・ジーター(米)は、20勝(14KO)4敗1分2NCの39歳だが、これといった実績はない。
HBO期待のゴロフキン、果たして次の対戦相手は誰になるのか。今後に注目!。