20日(日本時間21日)、カナダ・モントリオールのベルセンターで開催された、IBF世界ミドル級王座決定戦同級1位、ハッサン・ヌジカム(カメルーン)vs同級4位、デビッド・レミュー(カナダ)の一戦は、レミューが12回判定勝ちで新王者。スコアは115-109、115-109、114-110の3-0。
試合は強打のレミューが2回、左フックで先制のダウンを奪いリード。5回にはレミューが再び左フックで2度のダウンを追加したが、ヌジカムは必死の粘りでKOを逃れる。しかし7回、ヌジカムはまたしてもダウン。
地元ファンはレミューのKO勝利を期待したが、ヌジカムはここから反撃。疲れが見えるレミューに襲い掛かり激闘となる。最終ラウンド、あわやダウンかと思われるピンチを招いたレミューだが、4度のダウンがものをいい判定勝利。
新王者レミューは、34勝(31KO)2敗。敗れた元WBA、WBO暫定王者ヌジカムは、31勝(18KO)2敗となった。