20日(日本時間21日)、米カリフォルニア州オークランド、オラクル・アリーナ。WBA世界スーパーミドル級スーパー王者アンドレ・ウォード(米)が、約1年7ヶ月ぶりにリングに登場。元英連邦&英国同級王者ポール・スミス(英)と対戦した12回戦は、ウォードが9回1分46秒TKO勝ち。
172ポンドの契約ウェイトを作れず4.4ポンドもオーバーしたスミスは、ガードを固め専守専念の立ち上がり。ウォードは時折放たれるスミスのパンチを外し、マイペースでポイントを重ねる。8回には右目上のカットと鼻血で、スミスの顔面は真っ赤に染った。
そして迎えた第10ラウンド。ウォードの右ストレートでよろめいたスミスを見たセコンドがタオルを投入。一方的な試合に幕が閉じられた。
ウォードは28戦全勝(15KO)無敗。WBAからカール・フロッチ(英)と指名試合を義務付けられている。全く良いところなく敗れたスミスは、35勝(20KO)6敗。