13日(日本時間14日、)米・アラバマ州バーミンガムのバートウ・アリーナで開催されたWBC世界ヘビー級タイトルマッチ。王者デオンタイ・ワイルダー(米)に、挑戦者9位エリック・モリナ(米)が挑戦した12回戦は、ワイルダーが9回1分3秒TKO勝ち。
立ち上りからリーチを活かした左ジャブでチャンスを伺う王者は、4回、左フックを決めダウンを奪う。しかし、ここは挑戦者が立ち上がったところで終了ゴング。続く第5ラウンド、ワイルダーは2度のダウンを奪うも、ここも終了ゴングに逃げ込まれた。
その後、一息ついたワイルダーは9回、右ストレート一発でモリナを粉砕、試合を終了させた。地元凱旋で初防衛を果たしたワイルダーは、34戦全勝(33KO)無敗。敗れたモリナは23勝(17KO)3敗。
同じリングで行われたIBF世界S・フェザー級王座決定戦。同級1位ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)vs同級6位アンドレイ・クリモフ(ロシア)戦は、ぺドラサが12回判定勝ち。スコアは、120-108、120-108、119-109の3-0。
試合は激しいペース争いを手数で制したサウスポーのぺドラサが中盤以降抜け出し、終盤逆転を狙って出るクリモフを、上手く交わしてポイントアウト。
26歳の新王者ペドラサは、これで20戦全勝(12KO)無敗。敗れたクリモフは、19勝(9KO)2敗。