6日（日本時間7日）、カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで開催された、「Premier Boxing Champions」は、夕方ながらNBCが生中継。メインに出場の元4階級制覇王者ロバート・ゲレーロ（米）は、4回、ロープ際でアーロン・マルティネス（米）に余裕で打たせているかと思ったら、右を喰らいキャンバスへ落下。
前戦でホセシト・ロペス（米）に5回TKO負けしているマルティネスを、完全に舐めてかかっていた。報酬の差も確かに大きくゲレーロの100万ドル（約1億2500万円）に対し、マルティネスは8万ドル（約1千万円）と格段の差があった。
WBA世界フェザー級タイトルマッチ。正規王者ヘスス・クエジャル（亜）に、元2階級制覇王者ビック・ダルチニヤン（豪）が挑戦した試合は、ネームバリューで上回るダルチニヤンが11万ドル（約1380万円）で、クエジャルの7万ドル（約880万円）を上回った。
試合は珍しく距離を取り慎重に戦うダルチニヤンを、クエジャルが追う展開。無謀な打ち合いを避けて戦った挑戦者だが、8回、王者の右フック一発でダウン。立ち上がったものの、おぼつかない足取りで王者の連打にさらされると、コーナーから白いタオルが投げ入れられた。ダルチニヤンはすっかり脆くなった印象で、これが潮時か。
ミドル級10回戦。元WBO世界Ｓウェルター級暫定王者アルフレド・アングロ（メキシコ）は10万ドル（約1250万円）。デルレイ・レインズ（米）は、1万ドル（約125万円）。
ヘビー級8回戦でKO勝利し戦績を15戦全勝（14KO）とした、元オリンピアン（初戦敗退）ドミニク・ブレジール（米）は、5万ドル（約630万円）を獲得。17戦全勝（14KO）の記録でブレジールと対戦した、ヤスマニー・コンスエグラ（キューバ）は3万ドル（約380万円）。
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