6日(日本時間7日)米・ニューヨーク洲ブルックリンのバークレイズ・センターで行われたWBC世界ミドル級タイトルマッチ。王者ミゲール・コット(プエルトリコ)vs挑戦者・元WBA&IBF同級王者ダニエル・ゲール(豪)の一戦は、コットが4回1分28秒TKO勝ち。
試合は立ち上りから軽快なフットワークから左ジャブ、左フックの上下を飛ばすコットがリード。体格で勝るゲールのパンチは空を切る場面が目立つ。そして迎えた第4ラウンド、コットの左フックでゲールは、両足を跳ね上げ後ろへ吹き飛ぶダウン。
立ち上がったゲールにコットは一気に襲い掛かり、右で再びゲールをキャンバスへ落とす。直ぐに立ち上がったゲールだが、レフェリーの続行コールに首を振りギブアップ。コットが快勝で初防衛に成功した。
足を使って左ジャブ以外に見るべきものがないバスケスJrは、バルガスの愚直な攻勢に対し守勢に回る場面ばかりが目立ち、後手を踏み続ける展開に終始。試合はこれといった見せ場もないまま終了。30歳の元王者には限界が感じられた。
勝ったバルガスは、29勝(20KO)9敗3分。敗れたバスケスJrは、24勝(19KO)5敗1分。