5月1日(日本時間2日)、ラスベガス・ザ・コスモポリタンで開催されたWBO世界ライト 級王座決定戦。同級1位粟生隆寛(帝拳)と、同級4位レイムンド・ベルトラン(メキシコ)の一戦は、体重超過のベルトランが2回1分29秒TKO勝ちしていたが、試合後のドーピング検査で、筋肉増強剤スタノゾロールの陽性反応が出たことが判明。
今後、ネバダ州コミッションはベルトランに対し、ヒアリングを実施し、出場停止と罰金処分が科されることになり、粟生選手との試合は「無効試合」となる模様。
6月27日(日本時間28日)、ティモシー・ブラッドリー(米)vsジェシー・バルガス(米)の、WBO世界ウェルター級王座決定戦のアンダーカードで組まれていた、ベルトランvs元3階級制覇王者ウンベルト・ソト(メキシコ)戦はなくなった。
ベルトランと契約するトップランクのカール・モレッティ副社長はESPNの取材に対し、「非常に失望している。粟生選手と帝拳の本田会長には大変申し訳ない」と謝罪。
粟生選手。気持ちを切り替えて、再チャレンジへ動いてもらいたいと思います。WBOもランク復帰させるべきでしょう。