WBC世界ライト級タイトルマッチ。王者ホルヘ・リナレス(帝拳)vs挑戦者同級1位ケビン・ミッチェル(英)。30日(日本時間31日)、英・ロンドンン、O2アリーナ。リナレス選手はこれが初防衛戦。コーナーには同地で元ヘビー級王者デビッド・ヘイ(英)のトレーナーを務める、イスマエル・サラス氏が付いた。
地元の大声援の期待に応えられるか。ミッチェルはこれが3度目の世界戦。
挑戦者の仕掛けは少ない。しかし、ミッチェルが手を出せば、すかさず大歓声が後押し。王者は敵地の洗礼を受けながらの戦いとなった。
大きなアクションが見られないまま、前半の4ラウンドを終了。試合は第5ラウンドへ。
ミッチェルの右がリナレス選手のテンプルをかすめると、王者は腰砕けとなりキャンバスへ両手を付くダウン。
直ぐに体制を立て直した王者は、落ち着いた表情でビクター・ローリン(英)主審のカウントを聞いた。
時間はたっぷりあったが、ビッグショットを狙う挑戦者は手が少ない。ラウンド終盤にはリナレス選手が盛り返し5回終了。
手数で上回るのはチャンピオン。しかし、大観衆は地元の挑戦者が手を出し、王者の体をかすめただけで大騒ぎ。
第6ラウンド終了。ジャッジ構成はベネズエラ、英国、カナダ。試合は後半戦へ。
7-10R Linares vs Mitchell WBC World lightweight