IBFフェザー級・ウェルター級戦「結果」ロンドン

30日（日本時間31日）、英・ロンドンンのＯ２アリーナで開催されたトリプル世界戦のメインカード。IBF世界ウェルター級タイトルマッチ。王者ケル・ブルックに同級4位のフランキー・ギャビンが挑戦した英国人同士の一戦は、ブルックが6回2分51秒TKO勝ち。

試合は立ち上りから王者が攻勢を取り、ロープを背にする場面が多い挑戦者は苦しい展開が続く。そして迎えた第6ラウンド、ブルックの右アッパー、ストレートでロープ際に追い込まれたギャビンは、王者の連打の前に無抵抗となり試合はストップ。

2度目の防衛に成功したブルックは、35戦全勝（24KO）無敗。敗れたギャビンは22勝（13KO）2敗。

ＩＢＦ世界フェザー級タイトルマッチ。王者イフゲニー・グラドビッチ（ロシア）に、地元の指名挑戦者同級1位リー・セルビー（英）が挑んだ一戦は、セルビーが8回負傷判定勝ちで新王者。

いつものように前進し手数で押す王者を、挑戦者は冷静に迎え撃ち有効打を決める。グラドビッチは何度も体を泳がされ、攻撃は空回り。7回、王者は右目尻をカット。8回には左目上もカットし、ドクターチェック。ここで試合は停止され負傷判定に。スコアは80-72、79-73、79-73の3-0。

新王者セルビーは、21勝（8KO）1敗。5度目の防衛に失敗したグラドビッチは、19勝（9KO）1敗1分。