WBA世界バンタム級暫定王者ウーゴ・ルイス(メキシコ)の3度目の防衛戦は3月31日(現地時間)メキシコ・ロスカボスに於いて、現在世界ノーランク、世界ランキングに入る材料の見当たらない、ジョン・マーク・アポリナリオ(比)を相手に行なわれる模様。
アポリナリオは17勝(4KO)2敗1分の22歳。2010年9月、WBOオリエンタルSフライ級王座を獲得するも、11月、アルマンド・カサ(比)との10回戦を引き分けた。その後は昨年11月まで13ヶ月間隔が空き、6回戦で2回ストップ勝ちという近況。
ちなみに、カサは2011年11月来日し、森川真一郎(VADY)選手に8回判定負け。11勝(3KO)9敗3分というレコード。
全くアクティブに戦っていないアポリナリオだが、プロモーターの強い推薦でランク入りするのだろう。しかし、正規王者との指名戦を先延ばしして、”ノーランカー”を挑戦者に仕立て上げての暫定世界タイトルマッチ開催には、あきれるばかり。
ルイス・暫定王座を獲得したペレス戦から。
ルイス陣営の”フォアマン方式”マッチメイクは、デビュー以来ずっとだが、ジョージ・フォアマンとの違いは実力が伴っていないこと。勢いに乗る比国勢が、頑張りきってしまうと波乱も十分予想される。
「勝って当たり前の試合は、むずかしい」
この感覚がなくなった時、つけが回ってくる。
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