ゴールデン・ボーイ・プロモーションのオスカー・デラホーヤは、アル・ヘイモンとその事業体に対し、30億ドルの損害賠償を求める訴えを、カリフォルニア州連邦裁判所に起こしている。デラホーヤはヘイモンのビジネスが、独占禁止法とモハメド・アリボクシング改革法に違反するものと主張。
3月から米・地上波4大ネットワークの一つNBCと契約し、「 プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ 」をスタートさせたヘイモンは、7月からはスポーツ専門チャンネルESPNとの2年契約をスタートさせることが決まっている。
アリ法ではマネジャーでありながら、プロモーター業を兼任することは禁じられている。ヘイモンのビジネス・スタイルに付いては米司法長官が調査に乗り出しており、デラホーヤはこれに乗った形。
GBP「主力放出!」vsシェイファー「5000万ドル・和解!」
9月以降にボクシング・ビジネスへの復帰が可能となる、G・B・Pの元CEOリチャード・シェイファーとの和解成立の影には、ヘイモンの力があり、G・B・Pにはそれなりの和解金が支払われた。
500億円の資金を調達しビジネスを展開するヘイモン追い落としで、業界トップの座に返り咲きたいデラホーヤだが、ビジネス推進に関しては、あまり良い話を聞かない。この後の巻き返しには、人材が不可欠。
今後の推移に注目!。