WBA世界フライ級タイトルマッチ。正規王者ファン・カルロス・レベコ(亜)vs挑戦者井岡一翔(井岡)の一戦は、第8ラウンドへ。全く予断を許さない展開となった試合の勝負の行方は後半戦に。(4月22日、大阪府立体育館)
1-7R Reveco vs Ioka WBA World flyweight title
前のラウンド、王者の接近を許した挑戦者は再び距離を意識。
井岡選手は右ストレートを好打。
このラウンドも井岡選手が抑えた。ラスト3回、ペースを把握した挑戦者は逃げ切ることが出来るか。
第10ラウンド。王者も負けじと連打で攻勢をかけ、防衛に執念を見せる。
ついに試合は最終ラウンド終了のゴングを聞いた。
健闘を称えあう両選手。
「井岡はスピードある良い選手」と認めながらも、「2~3ポイントは勝っていた」と、試合後レベコは判定に不満を唱え、再戦を希望した。
スコアは115-113、116-113、114-114の2-0。
勝者は「皆さんの応援のおかげで勝つことが出来ました」と、ファンに感謝の気持ちを伝えた。
フライ級王座奪取に成功。悲願の3階級制覇達成を成し遂げた井岡選手は、フライ級王座統一を目指すこと明言。
次戦の対戦相手候補には、一度敗れているIBF世界同級王者アムナット・ルエンロン(タイ)
との王座統一戦があげられ、アムナット陣営に接触していることも明かされた。
また、大晦日には42戦無敗のWBC世界同級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)との対戦を目指すプランも浮上。
「これからはボクシング界を引っ張っていけるようにしたい」という新王者の、今後のマッチメイクに注目。