18日(日本時間19日)、米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで開催された、元WBC世界ミドル級王者フリオ・セサール・チャべスJr(メキシコ)vsWBC世界Lヘビー級4位アンドゼイ・フォンファラ(ポーランド)の一戦は、9回終了後にチャべスJrが棄権。フォンフォラのTKO勝ちとなる番狂わせ。
13ヶ月ぶりの試合となったチャべスJrは、序盤から精彩を欠き、フォンフォラをもてあます。中盤戦に入るとめっきり手数も減り、フォンフォラが一方的にリード。そして迎えた第9ラウンド、フォンフォラの左フックで、チャべスJrはキャンバスへ尻餅。
苦笑いを見せて立ち上がったチャべスJrは、終了ゴングに逃げ込んだが、インターバルで棄権を申し出てあっさり試合は終了。
殊勲のフォンフォラは、27勝(16KO)3敗1NC。空位だったWBCインターナショナル・Lヘビー級王座を獲得。「本来のウェイトではなかった、リマッチを望みたい」と語ったチャベス Jrは、48勝(32KO)2敗1分1ND。
試合は175センチの長身フローレスを、エスカンドンが追う展開。両選手の攻守が忙しく入れ替わる一進一退の展開が最後まで続いたが、疲労の色を見せながらも、要所で右を好打し印象つけたフローレスの手が上がった。
新暫定王者フローレスは23勝(16KO)無敗1NC。初防衛に失敗したエスカンドンは、24勝(16KO)2敗。