18日(日本時間19日)、米・ニューヨーク州ベローナのターニング・ストーン・カジノ&リゾートで行われた、注目のSライト級12回戦。前WBC世界Sライト級暫定王者・WBO同級3位ルーカス・マティセ(亜)と、前WBO世界同級王者で現在は4位にランクされるルスラン・プロボドニコフ(ロシア)の一戦は、予想に違わぬ大激戦を展開。
12回ノンストップの激しい打撃戦は、マティセに凱歌が上がっている。スコアは115-113、115-113、114-114のスプリット。
立ち上りから両選手は激しいファイトを展開。突進する”シベリアン・ロッキー”・プロボドニコフに対し、マティセは動きながら左ジャブから強い右を打ち込む。序盤から出血したプロボドニコフだが、激しいアタックは衰える事を知らない。
前半はマティセがインサイドからの強打をヒットさせリード。しかし、中盤以降はプロボドニコフが激しく追い上げ、ノンストップの打撃戦は最終ラウンドまで続いた。
試合途中でマニー・パッキャオ(比)が、「素晴らしい戦い」とツイートした程の大激闘を制したマティセは、37勝(34KO)3敗。際どい判定を失ったプロボドニコフは24勝(17KO)4敗。
この両者の戦い。「アンコール」がかかるのは間違いなさそうです。