日本でも人気があるジョニー・ゴンサレス(メキシコ)は、WBC世界フェザー級王座3度目の防衛戦で、ゲイリー・ラッセルJr(米)と対戦。50万ドル(約6千万円)のファイトマネーを得たものの、試合は全く調子が出ず、4回TKO負けで無念の王座陥落(3月28日・現地時間)。
ようやく手にした高額報酬。ここで勝っていたなら、さらなるファイトマネーアップがのぞめただけに、なんとも残念(ラッセルJrは35万ドル)。しかし前王者は、この日の失敗を潔く認め、すぐさま再起宣言。33歳のジョニゴンは、4度目の王座獲得を目指す。
長谷川穂積(真正)選手から奪っていった最初のWBC世界フェザー級王座は、5度目の防衛戦でMGMグランド・ガーデンアリーナに登場。元WBO世界Sバンタム級王者ダニエル・ポンセ・デ・レオン(メキシコ)の挑戦を受けたが、よもやの8回負傷判定負けで無冠に。
この時の報酬は王者ゴンサレスの4万ドル(約480万円)に対し、挑戦者ポンセ・デ・レオンは10万ドル(約1200万円)。ここを勝っていれば、ゴンサレスの稼ぎは一桁増えていたところだけに、痛い黒星であった。
2013年8月、アブネル・マレス(メキシコ)の手に移っていた王座挑戦のチャンスを掴んだゴンサレスは、試合直後に強打を爆発させ、アッと驚く初回KOで王座カムバックに成功。ファイトマネーは、マレスの92万5千ドル(約1億1100万円)に対し、10万ドル(約1200万円)。
ゴンサレスに敗れ再起ロードを歩んでいる、現在無冠のマレスの最新試合報酬が50万ドル(約6千万円)。
2015年3月、ようやくマレスと同額を稼ぐようになったゴンサレスだが、再び、チャンスを待つ身となる。デビュー2連敗スタートから、2階級、3度の世界王座を獲得したゴンサレスの、今後の這い上がりロードに注目。