アムナットV4戦はカシメロ IBF世界フライ級

IBF世界フライ級王者アムナット・ルエンロン（タイ）の4度目の防衛戦は、同級1位ジョンリエル・カシメロ（比）を相手にタイで行われることが内定。カシメロのプロモーター、サミー・ジェロアニと、コーディネーターを務めるサンプソン・リューコウィッツが明らかにしたもので、日程は近日中に決められる。

35歳のチャンピオンは、大阪での初防衛戦で井岡一翔（井岡）選手の挑戦を一蹴。次の指名戦は。マクウィリアムズ・アロヨ（プエルトリコ）の強打にダウンを喫しながらも、老獪なボクシングで僅差の判定勝ち。

五輪２連覇のゾウ・シミン（中国）の挑戦を受けたマカオのV3戦では、明白な判定勝利で中国期待の星を破り、しこたま稼いだ。その勢いに乗って、指名挑戦者カシメロを迎え撃つ。15戦全勝（5KO)無敗。

元IBF世界Lフライ級王者カシメロは、昨年5月の4度目の防衛戦で、5.25ポンドのオーバーウェイトを犯し王座は剥奪されるも、試合では初回勝ち。メキシコへ渡った次戦で、IBF世界同級4位アルマンド・サントス（メキシコ）を2回TKOで破り、あっさりとフライ級王座挑戦権を手に入れた。21勝（13KO)2敗。

タイでの試合だけにアムナット有利は仕方ないが、25歳のカシメロが王者の老獪なボクシングをどう崩して行くのか、その研究の成果にも注目したい。楽しみな一戦です。

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