「２億７千万円オファー」・フランプトンvsクイッグ

WBA世界Sバンタム級”正規”王者スコット・クイッグ（英）擁するエディ・ハーンは、熱望するIBF世界同級王者カール・フランプトン（英）との王座統一戦開催に向けて、150万ポンド（約2億7千万円）のオファーをフランプトン陣営に提示。7月18日（現地時間）、マンチェスター・アリーナ開催で合意を求めている。

公に公開されたこの2億7千万円のオファーに対し、英国内では「フランプトンは受けるべきだし、クイッグには勝てる」という声も聞かれるが、今のところ、すんなり合意に達する様子はない。

この試合実現への最大のネックはTV局で、ハーン＝クイッグの「SKYスポーツ」（PPV）に対し、フランプトン擁するバリー・マクギガンが契約するのは、民放最大手の地上波チャンネル「ITV」。これも、先のクリス・アバロス（米）戦から契約したばかりとあって、簡単には外せない事情がある。

フランプトンを、「より多くの一般大衆に知ってもらえる、強い王者」にすることを目指すマクギガンにとって、「誰でも見れる地上波放送」は欠かせないという、将来へ向けたプランを実行する為には、クイッグ戦も「ITV」でということになる。

クイッグは、このマッチメイクが決まらなければ米国へ進出して、再起しSバンタム級で王座復帰を目指す、ノニト・ドネア（比）との対戦を目指すというプランも聞かれており、いずれにしても、この夏には防衛戦を行いたい意向。

一方、このオファーを却下するだろうとの見方が強いフランプトンは、普通に自由選択の防衛戦となりそう。

今後に注目！。

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