4日(日本時間5日)、カナダ・ケベック・コリゼ・ペプシで行われた、WBC世界Lヘビー級タイトルマッチ。王者アドニス・ステベンソン(カナダ)vs挑戦者・前WBC世界Sミドル級王者サキオ・ビカ(豪)の一戦は、ステベンソンが12回判定勝ち。
ビカが前に出てプレスをかける展開で始まった試合は、中盤からステベンソンが抜け出す。6回には軽い左ストレートでダウンをスコア(ビカはスリップを主張)。
逆転を狙う挑戦者は8回、手数の減った王者に攻勢をかけたが、9回、再びステベンソンの左ストレートがビカを捕らえると、ビカはこの試合2度目のダウン。KOを狙った王者だが、タフな挑戦者も抵抗。懸命の反撃を見せながら、最終回終了ゴングを聞いた。
スコアは115-111、116-110、115-110の3-0。
37歳、5度目の防衛に成功したステベンソンは26勝(21KO)1敗。35歳、2階級制覇に失敗したビカは、32勝(21KO)7敗3分。
セミファイナルのLヘビー級12回戦。アルツール・ベテルビエフ(ロシア)vsガブリエル・カンピーリョ(スペイン)の一戦は、ベテルビエフが4回2分22秒KO勝ち。デビュー以来のKO記録を「8」に伸ばしている。8戦全勝(8KO)無敗。