WBO世界Lフライ級タイトルマッチ。王者ドニー・ニエテス(比)vs挑戦者ジルベルト パーラ(メキシコ)。3月28日、比・メトロマニラ・ケソン・アラネタ・コロシアム。「比国の竹原慎二」?ニエテスは、6度目の防衛戦。
世界初挑戦のパーラは19勝(17KO)2敗1NCと高いKO率を誇る。
リングアナは、テッド・ラーナー。
ガードを高く上げた王者が挑戦者にプレッシャーをかけ追う展開。手数でもニエテスが上回った。
2R。
右クロスからボディへの連打で攻勢のニエテス。
パーラのパンチは、うまく頭を前に入れて交わす上手さを見せた。
スタンスを広く取り、ジリジリ下がるパーラは、ニエテスの打ち終わりを狙うがブロックに合う。
ラウンド中盤。クラウチング・スタイルから前に出たパーラが珍しく攻勢に出た。
王者が左フックから右フックへつなげ、さらにボディにパンチを散らして優勢。
懸命なサークリングで終了ゴングに逃げ込んだパーラだが、疲労の色が濃い。
またしてもニエテスのワン・ツーが炸裂。甚大なダメージを被ったパーラは、またもやサークリングで9回終了ゴングに逃げ込んだ。
10回開始を前に、ドクターの勧告もあり試合はストップ。
パーラ自身も戦う姿勢を見せなかった。
圧勝でV6に成功したニエテス。左はレオン・パノンチーヨ(米・ハワイ出身・タイ在住)WBO立会人。
試合後は再起を飾った元5階級制覇王者ノニト・ドネア(比)と共に、記者会見に挑んだニエテス。
次戦は同級1位の指名挑戦者フランシスコ・ロドリゲスJr(メキシコ)の挑戦を受ける意向で、早くも7月4日に比・セブでの開催を表明している。そして、7度目の防衛戦をクリアして、ニエテスはフライ級に上がり3階級制覇を目指す模様。今後に注目。
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