世界ミドルタイトルマッチ。WBAスーパー&WBC暫定王者ゲンナジー・“GGG”・ゴロフキン(カザフスタン)vs挑戦者WBC1位マーティン・マレー(英)の戦いは、4回に2度のダウンを奪ったゴロフキンが断然有利で第7ラウンドへ。21日(日本時間22日)、モナコ・サル・デュ・エトワール。
1-6R Golovkin vs Murray World middleweight
ガードを固める挑戦者に、王者の振り下ろしの左フックが飛ぶ。
ダウン寸前の大ピンチを、マレーは何とか持ちこたえた。
9ラウンド終了後のインターバル。
マレーには厳しい戦いになった。
王者は右フックのテンプル打ちで、この試合3度目のダウンを奪う。
マレーが立ち上がったところで10回終了ゴングが鳴った。
11R。フィニッシュを狙って打って出るチャンピオン。
11回50秒。ついに、ルイス・パボン主審が割って入り、試合はストップ。
キャリア最長となる11回を擁したが、ゴロフキンはこれで19連続KO勝利。
この興行の主導プロモーターは、セミに出場したヘッキー・ブドラー(南ア)擁するロドニー・バーマン(南ア)。その関係でこの興行は南アフリカでも放映された。ゴロフキンにインタビューするのは、殿堂入りの元世界王者ブライアン・ミッチェル(南ア)。
よく耐えた敗者マレー。
WBC1位を圧倒的内容で退けたゴロフキンは、WBC同級の正規王者ミゲール・コット(プエルトリコ)との王座統一戦を熱望。
復帰してくるフリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)との対戦にも、「いつでもOK」と、「誰でも来い!」の姿勢を示している。