WBA世界Sフェザー級チャンピオン内山高志(ワタナベ)選手が、21日(日本時間22日)付けで「スーパー王者」に昇格したことが、WBAホームページに公示されている。日本にもついにスーパー王者が君臨する時代になった。これによって、空位となった正規王座の決定戦が行われることになる。
内山選手がWBA世界Sフェザー級のトップにいることは間違いないが、「もう一人の世界チャンピオン」を誕生させるWBA方式は、受け入れられるものではない。
現在の同級ランキングは1位が空位。2位に暫定戦でオーバーウェイトしたブライアン・バスケス(コスタリカ)、3位に元フェザー級暫定王者でアル・ヘイモンと契約したハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ)、4位には何でここにいるのという程度の実績しか持たぬ、エマニュエル ·ロペス(メキシコ)という布陣。
WBAはあわせてフェザー級「正規王者」ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)のスーパー王者昇格も発表。ウォータースは前スーパー王者ノニト・ドネア(比)との王座統一戦に勝っていながら、その後も「正規王者」とされていた。
同時に暫定王者ヘスス・クエジャル(亜)が「正規王者」に昇格。空位となった暫定王座は、3位ダニエル・ラミレス(ドミニカ)と、4位カルロス・ザンブラーノ(ペルー)の間で、3月28日(現地時間)、ペルーのリマで争われることが早々と決まっている。