明日、大阪府立体育館でゴングを迎えるダブル世界戦。WBA世界バンタム級&Sフライ級戦出場4選手の計量が行われた。バンタム級戦は王者亀田興毅(亀田)選手、挑戦者マリオ・マシアス(メキシコ)共にリミット一杯の53.5キロでパス。
Sフライ級は挑戦者亀田大毅(亀田)選手が52.1キロでパスしたものの、王者テーパリット・ゴーキャットジム(タイ)は、一度目の計量で500グラムオーバー。サウナへ直行したテーパリットは、1時間後の再計量でリミットの52.1キロに落とした。
「100%勝つ自信がある」という王者だが、試合での影響が心配である。
WBAから休養王者とされた清水智信(金子)選手擁する金子ジム・金子健太郎会長は先月29日、JBCに対し『正当な理由(眼底骨折)があるのに、JBCが国内でWBA暫定王座戦を認められないとする理由』を柱とする公開質問状を公開。12月5日までの回答期限を設け、「納得できる回答でない場合はベルトを返上する」としていた。
JBCは回答期限の5日に答えを郵送で金子ジムへ送付。『JBC事務局を訪れた金子健太郎会長に対し、JBCは「きょう(5日)午後に郵送した。正式文書なので郵送した書類を見てほしい」と書類を開示しなかった。』
清水の休養王者問題・・・JBC、質問状の回答郵送(スポーツニッポン)
JBC「清水は前王者ではない」 金子ジムに回答書送付(福井新聞)
『JBCは「現段階ででき得る限りの回答をした」とする一方、7日のテーパリット・ゴーキャットジム(タイ)―亀田大毅(亀田)戦について「既に調印を済ませており、正規の(WBAスーパーフライ級の)タイトル戦」との認識を示した。』
明日の試合は暫定戦で開催するべきと訴えていた金子ジム側の訴えは通らなかった。くしくも明日、後楽園ホールでは金子ジム主催のゴールデンチャイルド・ボクシング第100回記念興行が開催される。王者清水選手もファンの皆さんの前へ勇姿を現す予定だ。
12月7日は、なんとも因果な巡り会わせとなってしまいました。
メキシコ遠征も経験した大毅選手が2階級制覇に成功するのか、それとも無敗の強打者ドリアン・フランシスコ(比)からダウンを奪って勝ったテーパリットが、その自信を見せ付け王座防衛を果たすのか。そして、清水陣営はどうする。
清水選手には、どうか頑張ってほしいと願うばかりです。
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