最強王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)に天笠 尚 (山上)選手が挑んだ、WBA&WBO世界Sバンタム級タイトルマッチは、リゴンドー圧倒的有利で第7ラウンドへ。2014年12月31日、大阪ボディメーカーコロシアム。
1-6R Rigondeaux vs Amagasa 2014-12-31 Osaka
7R。
この直後、頭を腰の位置まで落とした低い姿勢で、相手と体を入れ替えようとするリゴンドーの動きに、天笠選手の右が追い打ちすると、なんと、リゴンドーがダウン。
ここぞとばかりに挑戦者が王者に襲いかかる。リゴンドーはこのラウンド、2度目のダウン。
第7ラウンドは「10-7」で天笠選手。
8回以降に期待がかかった挑戦者。
王者が強いパンチを打ち込んできた。明らかに前半戦とは違ったファイトスタイル。
最終12ラウンド開始を前に天笠陣営は、山上会長の「もういいだろう」で試合続行を断念。
よく戦った天笠選手。敗れはしたが、国内及び世界中に「AMAGASA」の名を知らしめることになった。再起に期待!。
最強王者リゴンドーも、天笠選手への称賛を惜しまなかった。
天笠戦で50万ドル(約6千万円)の報酬を得たチャンピオン。承認された暫定王座決定戦のスケジュールは未だはっきりせず、今後も対戦相手と、報酬の釣り合いとの戦いになりそう。