大晦日、ボディメーカー・コロシアム(大阪府立体育会館)で開催された、WBA&WBO世界Sバンタム級タイトルマッチは、王者ギジェエルモ・リゴンドー(キューバ)が、挑戦者天笠 尚 (山上)選手に11回終了TKO勝ち。
しかし試合は、天笠選手が「天性の当て勘」を発揮し大善戦。最強王者から2度のダウンを奪い、ビートたけし氏を、「(ダウンの際)スポーツカーが頭に浮かんじゃって。1800万円が…」と大いに慌てさせ、世界的に、国内でもボクシングファン以外には全く無名の存在であった『天笠』の名を、広く知らしめる見事な戦いぶりでした。
IBF&WBO世界ミニマム級王座決定戦。WBO同級1位高山勝成(仲里)vs同級2位大平 剛 (花形)の一戦は、第7ラウンド、高山選手が怒涛の連打で2分24秒ストップに持ち込み、日本人選手として初めて主要4団体のベルトを手に入れた。
世界3階級制覇前哨戦となった井岡一翔(井岡)選手は、元WBA世界フライ級暫定王者ジャン・ピエロ・ペレス(ベネズエラ)に、右一発で5回2分9秒KO勝ち。IBF世界フライ級王者アムナット・ルエンロン(タイ)に敗れて以来の再起第2戦を飾った。13ヶ月ぶりのリングで敗れたペレスは、これで3連続KO負け。
今春にも予定される再度の3階級制覇へのアタックが、井岡選手の正念場となる。(詳しくはSUMIO・レポートにて)
皆様、本年もよろしくお願い申し上げます。