フェザー級からライト級への転向を表明し、2階級制覇を目指すユーリオルキス・ガンボア(キューバ)の次戦は、4月14日に前WBA世界ライト級王者(現3位)ブランドン・リオス(米)と対戦する方向。
リオス。
25歳のリオスは、昨年12月3日ニューヨークM・S・Gで行われたコットvsマルガリート戦のセミファイナルに登場するも、規定のウェイトを作れず、保持していたWBA世界ライト級タイトルは剥奪という失態を演じた。
試合もピリッとしたところがなかったが、ジョン・マレー(英)に11回TKO勝ちで不敗記録を維持。29勝(22KO)1分。身長173センチのオーソドックススタイルで、現在10連続KO中(1反則勝ち含む)。早い時期から、ガンボアとの対戦には興味を示しており、自信の程をのぞかせている。
クリス・ジョン(インドネシア)と共に、WBA世界フェザー級スーパー王者に認定されていたガンボアは、昨年3月、当時Sフェザー級暫定王者だったホルへ・ソリス(メキシコ)の挑戦を受け、圧倒的強みを見せつけ4回TKO勝ち。
ガンボアvsソリス。
この時IBF同級王座も同時に保持していたが、IBFが規定する当日計量に現れなかったガンボアは、試合を前に王座を剥奪されている。そして、試合には勝利したが、WBAもスーパー王者の認定を取り消し、戦わずして無冠となった。
30歳のガンボアは、21勝(16KO)無敗。身長は166センチと小柄だが、相手を圧倒する威圧感、素早い出入りから放たれるコンビネーションブローは強い。
サラス(右)、オーナー(中央)、左は実父。
ガンボアはビッグネームになるために、長年コンビを組んできた実父、イスマエル・サラストレーナーとのコンビを解消し、エマニュエル・スチュワートを新トレーナーに向かえトレーニングに励んでいる。これは、契約を結ぶトルコ人プロモーター、アーメッド・オーナーの言に従ったもの。
ガンボアのライト級シーンへの参戦が現実的になり、このクラスも面白くなってきましたね。
被災地復興へ、ボクシング・チャリティオークション 【3・27 WBC世界Sフライ級タイトルマッチ】
応援、深く感謝です! 【TOP】