WBOのフランシスコ・バルカルセル会長は、Sフェザー級暫定王者オルランド・サリド(メキシコ)の正規王者昇格を発表。あわせて、前王者となったマイキー・ガルシア(米)のSライト級転向を声明した。
9月、大激戦の末に暫定王座を獲得していたサリドは、ガルシアとの王座統一戦が回避されたことで、ひとまず休養。初防衛戦は来年になる。
一方、契約問題でトップランクと裁判沙汰になっているガルシアは、今年1月のファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)戦が最後のファイト。しかし、マルコス・レネ・マイダナ(亜)のスパーリング・パートナーを務めるなどして、増量への準備はしていた。
WBOのSライト級王者クリス・アルジェリ(米)は、マニー・パッキャオ(比)の持つウェルター級王座挑戦が決まっており、ガルシアはこの後釜を狙って出てきそうな感じがするが、なんといっても契約問題を片付けないとリング復帰はない。
ガルシアの契約問題がどう決着するかは、米リング界の今後を占う意味で大変興味深いが、いずれにしても、早くリングに登場して欲しいものですね。