サウスポースタイルから放たれる左アッパーには定評が有る。
この日の報酬はスペンス1万5千ドルに対し、ボラニョスは1万8千ドル。
24歳のスター候補は、ベテランを問題とせず2回終了でストップに追い込んで14勝目(11KO)無敗。スパーリングではブローナーを失神させ、メイウェザーを圧倒したという怪情報が飛び交い、業界を騒がせた。
以下、9月11日、ラスベガス興行に出場した注目のホープたち
ジャーマル・チャーロ(米)。チャーリー太田(八王子中屋)選手と戦った弟ジャーメルとは双子の兄弟。ケガでブランクがちだったが、13年は7試合をこなした。今年2戦目となった試合は、ノルベルト・ゴンサレス(メキシコ)=20勝(13KO)4敗=が相手。
ハーンズばりのデトロイトスタイルから、強く、早く、鋭い左を飛ばし、強烈な右で仕留めるというのがジャーマルのスタイル。至ってシンプルなのだが、その攻撃力は凄いの一言。
この日は5回にダウンを奪い7回1分23秒TKO勝ち。これで13連続KOとなったジャーマルは、19戦全勝(15KO)無敗。現在、WBO世界ミドル級3位にランクされる。ジャーマルは2万5千ドルを獲得。ゴンサレスは1万6千ドル。
WBC世界Sウェルター級17位にランクされるジュリアン・ウィリアムス(米)は、ここまで16勝(10KO)1分1NC無敗。この日はエリゼル・ゴンサレス(プエルトリコ)=14戦全勝(9KO)無敗=と対戦。
ジャッジ3者が揃って80-72を付ける圧勝でウィリアムスが勝利。ファイトマネーは2万ドル。ゴンサレスは1万3500ドルを獲得。
この日、活きの良い若手に混じって存在感を見せたのがベテラン、ホセシト・ロペス(米)。
ラファエル・コボ(メキシコ)を相手に完勝し(80-72×3)、2万5千ドルを獲得。コボは4千ドル。
レコードを33勝(19KO)6敗としたロペス(30歳)は、12月6日、アミール・カーン(英)との対戦話がある。
群雄割拠の米リング。ホープたちの勝負の時が楽しみです。