4年間に渡り王座に君臨するIBF世界ライト級王者ミゲル・バスケス(メキシコ)が、メイウェザーvsマイダナⅡのアンダーカードに出場。7度目の防衛戦に挑んだ。直前の賭け率は4-1でチャンピオン有利。
チャンピオンベルトを掲げるのは、元WBC世界フェザー級王者のアレハンドロ・コブリータ・ゴンザレス。
大物代理人アル・ヘイモンと契約し、ファイトマネーがグーンとアップした王者に挑戦するのは、同級10位ミッキー・ベイ(米)。かつてトップランクに所属していたが契約で揉め、現在はメイウェザー・プロモーション所属。
テクニシャン同士の一戦は、互いにパンチを当てるのが難しい展開。
動きながら左を中心に組み立てたチャンピオン。
挑戦者は左フックなどで迎え撃つが、後手を踏んでいる印象は拭えない。
どちらも決め手に欠ける試合は、手数で上回るバスケスがやや有利か。
12回終了。右手をあげる挑戦者に、「よくやったじゃないか」とでもいう仕草で肩を叩くチャンピオン。試合後も余裕が感じられたが。
判定はベイへ。
スコアは115-113、119-109、113-115の2-1。ベイの119はちょっと考えられない感じ。
31歳の新王者は21勝(10KO)1敗1分。
このクラスの同級1位には指名挑戦権獲得している、デニス・シャフィコフ(ロシア)が控える。選択試合を挟むことになりそうだが、防衛ロードは厳しいものになりそう。