11日(日本時間12日)、元2階級制覇王者ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)が、「引退」を賭けてラスベガス・ハードロック・ホテル&カジノのリングに登場。WBA世界フェザー級暫定王者ヘスス・クエジャル(亜)に挑んだ。
気合の雄叫びを上げるファンマ。
クエジャルはこれが2度目の防衛戦。V1戦では元Sバンタム級王者リコ・ラモス(米)に勝っている。
今日のファンマは待ちの姿勢で迫力が見られず、ロープに詰まる場面が多かった。
そこへクエジャルのコンビネーションが襲う。
クエジャルの連打を打ち込まれたファンマは、キャンバスへ前のめりに崩れ落ちた。
倒れた瞬間、「これはいけない」というダウンシーン。
トニー・ウィークス主審は即座に試合を停止。
KOタイム2回1分36秒。
クエジャルが完勝で2度目の王座防衛に成功。
失意のファンマ。
言葉がないほどに打ちひしがれた元王者。これがラスト・ファイトか。
27歳の暫定王者は、この日の勝利で25勝(19KO)1敗。
今後は、GBPの下で「暫定」の二文字を消すチャンスが到来することを待つことになる。