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金メダリスト 村田諒太vsルナ ミドル級10回戦

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ロンドン五輪ミドル級金メダリスト村田諒太(帝拳)選手は、5日、東京・代々木第2体育館のリングで、プロ転向5戦目のリングに上がった。世界ランクもWBC12位までランクアップ。世界ランカーらしい、試合が期待された。







対戦相手はWBC世界ミドル級21位にランクされるアドリアン・ルナ(メキシコ)。勝てば世界トップ15入りとあって、気合十分のリングイン。

チーフセコンドは、「メキシコの柴崎コウ」(山田純夫氏)こと、アナ・マリア・トーレス。現在は産休、育児で選手活動停止中。





気合を見せるルナ。

村田選手は、やや緊張気味?。





試合開始。

長身のルナが左ジャブを飛ばす。







前に出る村田選手は右を打ち込んで優位に立った。

メキシカンの反撃はしっかりブロック。







プレスを強める村田選手にルナは手数で対抗。







第4ラウンド。右ストレートでチャンスを掴んだ村田選手が連打を畳み掛けたが、ルナはうまくパンチを殺してピンチを凌いだ。このラウンド、ジャッジの一人は10-8とスコア。








第5ラウンド。ルナのパンチを封じ、攻め込む村田選手。しかし、上体が柔らかいメキシカンは、パンチを殺すのがうまく、連打を許さない。









右を打ち込みルナをのけ反らす村田選手。

終盤はKOを狙ったが・・・。





村田選手の右アッパーが入る。

しかし、ルナも最後まで反撃の姿勢を崩さなかった。









村田選手がポイントでは圧倒的にリード。ファンの期待はKOで迎えた最終ラウンドだったが、ルナはここでも粘りを見せる。

「次やったら勝てる気もする」(ルナ)





疲労の色も見せた村田選手の連続KOは「4」で途切れ試合終了。

「6ラウンドくらいからきつかった」(村田選手)

リングサイドの帝拳ジム・本田会長、浜田代表も渋い顔。それでも「やりにくすぎる相手で及第点」(本田会長)と評価した。







スコアは100-90、98-92、99-91と大差がついた。



連続KOは途切れたもののこれでプロ入り5連勝。

来秋以降に予定される世界挑戦へのプランに変わりはない。「同じことを繰り返さないこと」と、
金メダリストは更なる飛躍を誓った。

次戦は年末に日本リング登場となりそう。

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