ノニト・”フラッシュ”・ドネア(比)が4階級制覇に成功。WBO世界Sバンタム級王座を獲得。WBC同級王者西岡利晃(帝拳)選手との対決に一歩前進。
しかし試合後のドネアは慎重で、「思ったよりも厳しい試合になった。しばらくは122ポンド(55・34キロ=Sバンタム級)で試合をやる」とコメントするにとどまった。
第9ラウンド、ドネアは左アッパーから左フックで元王者ウィルフレッド・バスケスjr(プエルトリコ)からダウンを奪った。
それでもすかさず打ち返し、元王者にペースを譲らなかったのはさすが。
バスケスjrのパンチに耐え、このクラスでもタフネスが通用することは証明できた。
しかし前半で痛め、試合後バンテージが血で真っ赤に染まっていた左拳は骨折の疑いもあるとされ、新しいクラスでもこれまでのようなパンチングパワーが通じるのかどうかの答えは出せなかった。
だが、バスケスJr相手に倒す気満々の戦いを挑んだ地力は素晴らしい。
ドネアのプロモーター、トップランク社のボブ・アラム氏は、5階級制覇を成し遂げたWBO世界バンタム級王者ホルへ・アルセ(メキシコ)と対戦させたがっている様子がある。
左拳のケガの具合と、Sバンタム級での手応えをどう分析するかで、ドネアの今後が決まってくる。
西岡戦。楽しみなんですけどねェ。期待!
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