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ペレスvsエレーラ WBA世界Sライト級暫定戦

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ラスベガス・MGMグランド、カネロ・アルバレスvsララ戦のアンダーカードに、WBA世界Sライト級暫定王者ジョアン・ペレス(ベネズエラ)が登場。昨年6月、無敗だった亀海喜寛(帝拳)選手に初黒星を擦り付けた男が、大舞台で2度目の防衛戦に挑んだ。





挑戦者はマウリシオ・エレーラ(米)。34歳の挑戦者は4か月前、WBC同級・WBA同級スーパー王者ダニー・ガルシア(米)へ挑戦。敗れたとはいえ大いに善戦し、この日のチャンスに繋げた。

試合開始。







エルマエストロのニックネームを持つ挑戦者は、低い姿勢から長身(180cm)の王者に迫る。





「やりにくい」といった表情のペレス。

エレーラは王者のパンチを上手く殺す。







試合はどちらとも言えない拮抗するラウンドが続く。

6回が終わった時点で、ジャッジのスコアは三者三様のイーブン。









中盤以降、負けにくいスタイルを持つ技巧派王者を、挑戦者が上手く自分の術中に呼び込んで行った。









挑戦者を捕まえきれない王者には、焦りの色がにじむ。







威力はないが、上手く当てるエレーラのパンチの前にペレスは、ズルズルとポイントを失っていった。





ラスト12回もも挑戦者のラウンド。果たして判定はどちらに。

下はメインカードにWBA正規王者が出場するものの、ノンタイトル戦となり、暫定戦のみの立会人となったロバート・マック(米)WBA立会人。





勝者はエレーラ。スコアは114-114、116-112、116-112の2-0。





07年、27歳でデビューしたエレーラが暫定ながらWBAの王者ベルトを巻いた。

ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)に初黒星を与え、ガルシアを後一歩のところまで追い詰めた実力者は、”エルマエストロ”に恥じない技巧派で、相手にとっては、やりにくいことこの上ない。21勝(7KO)4敗。

念願のガルシアとの再戦は、果たして実現するのか。

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