14日(日本時間15日)、ニューヨーク・ブルックリン・バークレイズ・センターで開催されたWBO世界Sライト級タイトルマッチ。王者ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)vs挑戦者14位クリス・アルジェリ(米)の一戦は大番狂わせ。アルジェリが12回2-1の判定で、“シベリアン・ロッキー”・プロボドニコフを破り新王座に就いた。
試合は初回王者が2度のダウンを奪い、予想通りの楽勝かと思われた。2回以降、強引に前に出て強打を振るうチャンピオンに対し、挑戦者は右目を塞がれながらもフットワークを駆使し、長いストレートを打ち込む。しかし、パワーの差は明らか。
だがこの日の王者は攻めが単調。ディフェンスも雑で中盤以降は被弾も増え、疲れものぞかせた。顔面が腫れ上がった挑戦者は最後まで動き続けたが、ポイント逆転にまではいたらないと思われた。しかし、12回終了後発表されたスコアは114-112、114-112、109-117でアルジェリ。
HBOの採点は117-109でプロボドニコフを支持していた。元キックボクサーの新王者アルジェリは20勝(8KO)無敗。
同じリングで行われたWBO世界Sウェルター級タイトルマッチは、王者デメトゥリアス・アンドラーデ(米)が1位挑戦者ブライアン・ローズ(英)に7回1分19秒TKO勝ちで初防衛に成功。
初回、早くもダウンを奪ったアンドラーデは3回にもダウンを追加。以後も王者が攻めまくり、第6ラウンドはワンサイドで打ちまくった。そして迎えた7回、王者の連打で動きが止まった挑戦者はマイケル・グリフィン主審のストップに救われた。
試合が行われたバークレイズセンターはGBPと独占契約を結んでいるが、リチャード・シェファー(GBPを退社)が、ライバルのHBO&トップランクからの試合会場借り入れ申し出を快諾したことで、この会場が使用されることになった。
【ミニグローブ・ペアセット】 【ミニグローブ・キーホルダー】 【レプリカ・グローブ】