フロイド・“マネー”・メイウェザーJr(米)が、経済誌「フォーブス」が発表したスポーツ選手の所得番付で1位に輝いた。その金額は、1億500万ドル(約107億円)。スポーツ・イラストレーティッド誌、ESPNが選出した長者番付でも、過去2年間トップの座を占めていた。
この1年間の仕事は、昨年9月のサウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)戦と、今年5月のマルコス・レネ・マイダナ(亜)戦の2試合。人気を呼んだアルバレスとの試合では、PPV件数220万件を記録し、1億5千万ドル(約153億円)を売り上げていた。
先のマイダナ戦は面白い試合となったが、SHOWTIMEから正式なPPV購入件数は未だ発表されておらず、推定で85~90万件。100万件越えを期待した関係者を落胆させた。
これが、マイダナ再戦が即決まらない理由となっているが、入場料収入は15,024,400ドル(約15億3千万円)を記録。これはラスベガス歴代4位となる高数字。いかにPPV売上が興行のカギを握るかがわかる。
メイウェザーの仕事の相手を務めたアルバレスは、500万ドル(約5億1千万円)にPPV歩合が付き、最終的には100万ドル(約10億2千万円)を突破。マイダナは150万ドル(約1億5300万円)にPPV歩合だが、これは余り期待出来ない。
マイダナ戦で3200万ドル(約32億6千万円)のファイトマネーを得た、マネー王メイウェザー。アンダーカードに出場した選手たちの取り分は、将来の対戦相手候補アミール・カーンが、150万ドル(約1億5300万円)。ルイス・コラーゾ、35万ドル(約3600万円)。 エイドリアン・ブローナー、125万ドル(約1億2千8百万円)。カルロス・モリナ、15万ドル(約1500万円)。
9月13日に決まっているメイウェザーの次戦は、GBP名義でMGMグランドが押さえられているが、メイウェザー・プロモーションはGBPとの決別を宣言しており、メイウェザーは別の場所で試合をする可能性がある。
ネバダ州でライセンスを取得していないメイプロが、どんな形で次戦に挑むことになるのかは大変興味深い。長者番付トップの相手に値する対戦者は、果たして誰になるのか。そして、「メイウェザーに勝った男」の称号を手に入れる選手は、現れるのだろうか。
やっぱり、気になりますね。('-^*)/