4日(日本時間5日)、米テキサス州サンアントニオで開催されるダブル世界タイトルマッチ。日本のファン注目のWBO世界Sバンタム級王座決定戦、元3階級制覇王者ノニト・ドネア(比)vs元WBO同級王者ウィルフレッド・バスケスjr(プエルトリコ)の前日計量が現地で行われ、心配されたバスケスJrも計量をパスした。
ドネアは121ポンド半(55.11キロ)、バスケスjrはリミットいっぱいの122ポンド(55.34キロ)。
偉大な3階級制覇王者を父に持つバスケスJrは、昨年5月のホルへ・アルセ(メキシコ)戦でダウンを奪いながら有利に試合を進めるも徐々に消極的になり、最終回まさかのストップ負け。ラストラウンドを前にジャッジ二者はイーブンとスコアしていた。
ストップを「早すぎる」となじったバスケスJrだが、ジョー・コルテスレフェリーの判断はきわめて正当。初黒星を喫した後は、10月に元ミニマム級王者ロベルト・カルロス・レイハ(メキシコ・1週間前に敗れたばかりの5連敗中)相手に3回KOで再起したが、アルセ戦からの立ち直りが心配される。
一方のドネアはバンタム級王座を返上して、このクラスにやってきた。しかし体格的には、見劣りしない。この試合に勝利し、4階級制覇を達成。WBC世界同級王者西岡利晃(帝拳)選手との、王者同士のビッグマッチを日本のファンは期待する。
ここはドネアの4階級制覇達成を支持。どんな戦いを見せるのか、大いに気になるところですね。
親日家のドネアはモンティエル戦以降、日本のファンから贈られた”お守り”をリングシューズにつけている。
メインはWBC世界ミドル級タイトルマッチ。王者フリオ・セサール・チャべスJr(メキシコ)に、同胞マルコ・アントニオ・ルビオが挑戦する。
「ルビオは地味だけどそんなに悪い選手じゃないですよ」
「ひょっとしたらがない訳でもないんですけどね」
WBCから指令された同級ダイアモンドベルト保持者セルヒオ・マルチネス(亜)との対戦を1試合延ばしてルビオを挑戦者に選んだチャべスJr陣営は、防衛に成功したならば果たしてすんなり実力者マルチネスとの対戦に応じるのか。
強さを見せてほしい試合です。
被災地復興へ、ボクシング・チャリティオークション 『日本のプロボクシング世界王者で歴代最強は?』
応援、深く感謝です! → 【TOP】