7月12日(日本時間13日)、ラスベガス・MGMグランドで開催が予定(7日、メキシコ開催の線もあり))されている、WBO世界バンタム級王者亀田和毅(亀田)vs1位プンルアン・ソー・シンユー(タイ)の指名試合を前に、WBO同級の暫定王座決定戦が行われる。
6月14日(日本時間15日)、メキシコ・トゥストラ・グティエレスで行われる決定戦は、3位アレハンドロ・エルナンデスvs11位ダニエル・ロサスのメキシコ人対決。
エルナンデスは27勝(15KO)10敗2分。09年11月、WBO世界Sフライ級王者メルビン・ソンソナ(比)との対戦は、王者のオーバーウェイトにより空位の王座決定戦に変更。エルナンデスが勝てば新王者だったが、結果は引き分け。
昨年9月には、後楽園ホールで下田昭文(帝拳)選手と対戦。これは10回大差の判定負けだった。しかし、再起戦でメキシコ・バンタム級王座、次の試合でWBO同級のインターコンチネンタル王座を獲得し再浮上。
一方のロサスは2011年10月、ホセ・カブレラ(メキシコ)とWBO世界Sフライ級の暫定王座を争い引き分け。それ以外の試合は全て白星で飾っていたが、今年2月の最新試合では元IBF世界Sフライ級王者ロドリゴ・ゲレロ(メキシコ)に7回2分26秒TKO負け。初黒星を喫した。17勝(11KO)1敗1分。
同日は、元フライ級王者エルナン・”タイソン”・マルケス(メキシコ)が、IBF世界Sフライ級王座の指名挑戦者決定戦出場を賭けて、14戦無敗(7KO)のスター候補マックジョー・アロヨ(プエルトリコ)と対戦。
他には元5階級制覇王者のホルヘ・アルセ(メキシコ)も出場。ホルヘ・ラシエルバ(メキシコ)とSフェザー級で対戦。アルセ34歳、ラシエルバ36歳のベテラン対決となる。
アルセはノニト・ドネア(比)に痛烈なKO負けを喫して以来、再起3戦目。ラシエルバは、ブライアン・バスケス(コスタリカ)の持つWBA世界Sフェザー級暫定王座挑戦へ失敗して以来、約2年ぶりの復帰戦。