31日、マカオ・ベネチアン・リゾート・コタイアリーナ。ノニト・ドネア(比)vsシンピウェ・ベチェカ(南ア)戦のアンダーカードに登場した石本康隆(帝拳)選手は、IBF世界Sバンタム級王座への挑戦権を賭けてクリス・アバロス(米)と対戦。
キャリア6年のアバロスは、23勝(17KO)2敗の24歳。米国以外のリングで戦うのは初めてとなる。
試合開始。
初回中盤。アバロスの右アッパーで石本選手ダウン。
立ち上がり初回を凌いだ石本選手は2回から反撃。しかし、次第にアバロスのパワーの前に劣勢を強いられる。
アバロス優勢で迎えた第8ラウンド。
アバロスの連打が石本選手を襲う。
石本選手、この試合2度目のダウン。
レフェリーのカウント開始と同時に、石本陣営セコンドがリングインし棄権の意思を伝え試合終了。TKOタイム8回44秒。
デビューから12年、ようやく見えた世界タイトルマッチへの夢が絶たれ、ガックリとうなだれる無念の敗者。
IBF世界Sバンタム級王者キコ・マルチネス(スペイン)への挑戦権を手にれたアバロス。
カリフォルニア州ランカスターに住む、次期指名挑戦者は”ヒットマン”の愛称を持つ。