WBO世界ミドル級タイトルマッチ。王者ピーター・”キッドチョコレート”・クイリン(米)は、3度目の王座防衛戦を迎えた。挑戦者は同級2位ルーカス・コネクニー(チェコ→独)。19日(日本時間20日)、米・ワシントンDC。
35歳のコネクニーは、2012年4月にWBO世界Sウェルター級暫定王座を獲得したこともある、キャリア13年の大ベテランで、50勝(23KO)4敗の記録を持つ。KO負けは一度もない。
試合開始。7センチの身長差をいかしたチャンピオンの左リードが、早くも挑戦者をコントロールする。
インターバルでも、落ち着いて自信満々の”キッドチョコレート”・クイリン。
序盤から自在な攻撃で、挑戦者に付け入る隙を与えない。
なかなか、王者の懐へ飛び込めない挑戦者陣営。この劣勢をどう跳ね返すのか。
前に出るコネクニーを、クイリンの右が迎え撃ち。
何とか一矢報いたい挑戦者のパンチが届くこともあったが、王者はその突進を的確な左右のアッパーで寸断した。
挑戦者の右がタイミングよく王者を捉えるが、後が続かない。
王者のパワーが試合を支配した。
期待されたKOは不発に終わったが、クイリンは全く危なげく12回を戦い抜いた。
判定は120-108、119-109、119-109の大差でクイリンが支持された。
敗者の顔面は王者のパンチで大きく変形。
勝者は例によってチョコレートを会場に投げ込んだ。
クイリンはWBC同級王者セルヒオ・マルティネスとミゲールコット戦の勝者、もしくは決定間近のWBA王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と、フリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)戦の勝者との希望を希望した。
クイリンは現在、ゴールデン・ボーイ・プロモーションと契約を交わしている。今後に注目。
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