プエルトリコで開催されたガルシアvsエレラ 統一Sライト級戦のアンダーカードでは、元2階級制覇王者ダニエル・ポンセ・デ・レオン(メキシコ)が、宿敵ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)と、6年ぶりのリターンマッチに挑んだ。
世界戦3連続KO負けで、トップランクとの契約もなくなったファンマは、マイキー・ガルシア(米)に敗れて以来の再起戦。6年前は初回TKOで、ロペスがポンセからWBO世界Sバンタム級王座を強奪した。
下はWBO・フランシスコ・バルカッセル会長と、アルベルト・ロドリゲス立会人(共にプエルトリコ)。この試合には空位のWBOインターナショナルSフェザー級王座が賭けられた。
「ファンマの故郷で雪辱を果たす!」
ポンセの強い希望で実現したこの試合。試合は立ち上がりから激しい打撃戦に。
サウスポーの元王者同士は、互いに強打をぶん回す。
決着は早そうだ。
第2ラウンド。ポンセの左フックがジャストミート。
ファンマは0.5秒くらい時間差置いてキャンバスへ膝をつくダウン。
チャンス。打って出るポンセ。
しかし、ファンマも応戦。危険なパンチが交錯する。
打ち合いの最中、ファンマ得意の右フックが、カウンターとなってポンセを直撃。
今度はポンセがダウン。
立ち上がってきたポンセに襲いかかったファンマは、すかさず2度目のダウンを奪う。
ここも試合続行に応じたポンセだが、ダメージは深い。
ルイス・パボン主審はついに試合をストップ。
ポンセは無念のストップ負け。
TKOタイム2回2分44秒。サバイバルマッチを制したファンマは大喜び。
一方のポンセは、「まだやれた」とストップに不満そう。
「ポンセは相性が悪いんでしょうかねェ。サウスポー同士でファンマの右フックが、ものを言いました。これで当て感つかんで、再浮上もありえるかも知れませんね」(山田純夫氏)
セミファイナル前に地元ファンマの前で祝勝ベルト授与式。右は、元王者イバン・カルデロン(プエルトリコ)。
「俺はまだ終わってないことを証明出来た」
ファンマは34勝(31KO)3敗。一方、敗れたポンセは、「ボクシング以外にも出来ることはたくさんある。それに、ボクシングで自分の時代があったのも確かだからね。とにかく、家族と話しをするよ」と、寂しげに語っている。
ファンマには自国のライバル、ウィルフレッド・バスケスJrとの戦いが用意されそう。
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