15日(日本時間16日)、プエルトリコ・バヤモン。WBC&WBA世界S・ライト級タイトルマッチ。統一王者ダニー・ガルシア(米)vs挑戦者WBA同級3位マウリシオ“エル・マエストロ”エレラ(米)。予想は圧倒的にガルシア有利。果たして戦いは?。
33歳のエレラは世界初挑戦。これまで、20勝(7KO)3敗の星を残す。
下写真、左からアルベルト・サミエントWBA立会人(ベネズエラ)、WBCの2人の立会人、アルベルト・レオン(米)、ビスマルク・モラレス(米)。
リングアナウンサーは、お馴染みジミー・レノンJr。
ロベルト・ラミレス(プエルトリコ)主審は、日本では大晦日男。2008年は坂田vsデンカオセーン、2012年は内山vsソリス兄と裁き、因果にも2試合ともワンパンチ決着だった。
試合開始。
立ち上がりからパワーで勝るガルシアが、荒っぽい攻撃を仕掛ける。
パワーに劣るエレラは派手さはないが、うまいボクシングで対抗。
左を上下に散らして、ガルシアの攻撃を狂わせる。
オープンスコアリング・システムが採用されたこの試合。4回終了時のスコアは38-38、40-36、39-37。ジャジ2者がガルシアのリードとした。
なお、オープンスコアリング・システムは、プエルトリコ・コミッションのタイトル戦ルールに取り入れられている。従ってIBF、WBA、WBC、WBOのいずれの団体も、プエルトリコで試合をするからには、それに従うことになる。
中盤戦もガルシアのパワーvsエレラの技巧という構図は変わらない。しかし、ガルシア楽勝の予想は外れた展開に。
8回終了時のスコアは75-77、77-75、78-74。ジャッジの一人は挑戦者のリードとした。
挑戦者の左ジャブは最後まで王者のボクシングを狂わした。
しかしガルシアのパワーも衰えることはなく、10、11回と攻勢をかけた。
ちょっと疲れが見えるか、ガルシア。
最終回も王者が打って出る。
非力ながら、エレラのパンチが正確にガルシアを捕らえる。
果たして逆転なったか?。
試合終了後、エレラ陣営は肩車で勝利をアピール。
しかし、勝者コールはチャンピオン。
思わぬ苦戦にほっと一息のチャンピオン陣営。ガルシアは28戦全勝(16KO)と無敗記録を更新。
フロイド・メイウェザーJr(米)の対戦相手候補に名もあがるガルシア。
その荒削りなパワーは魅力だが、エレラ戦での戦いぶりからは不安要素も懸念される。
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