1日(日本時間2日)、独・マクデブルグ、GETECアリーナ。WBO世界Sミドル級王者ロバート・ステイグリッツ(独)は、地元で3度目(通算9回目)の防衛戦に挑んだ。
挑戦者は元王者アルツール・アブラハム(独)。過去、1勝1敗。これが王座を賭けた3度目の対決となる。
試合開始。好戦的な王者がいつもの通りに打っていく。
ラウンドの前半は、ステイグリッツが攻勢を取り、後半はアブラハムが盛り返すといったラウンドが続く。
試合は接戦となった。
第8ラウンド。アブラハムが後頭部への加撃で減点1。
9回、今度はステイグリッツがホールディングで減点1を取られた。
両者競り合いを続けてきた試合も最終ラウンドへ突入。間もなく終了ゴングというところで、ステイグリッツは痛恨のダウン。
判定はアブラハム。スコアは115-110、114-111、112-113のスプリット・デシジョン。ステイグリッツには、最後のダウンが痛かった。
喜びの返り咲き王者アブラハム。
上写真右から、アブラハムの弟アレキサンダー、マルクス・アスラニBDB(独コミッション代表)、フランシスコ・バルカッセルWBO会長。
勝者の肩を抱くのは、アブラハムのプロモーター、ウイルフリード・ザウワーラント。
34歳のアブラハムは、39勝(28KO)4敗。