昨年9月、フロイド・メイウェザーJr(米)との頂上決戦で一敗地にまみれたサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)の再起戦は、3月8日(日本時間9日)、米ラスベガス・MGMグランドで、元WBO世界Sウェルター級暫定王者アルフレド・アングロ(メキシコ)と行われる。
試合はShowtime PPVで全米放映。ここも強い勝ち方を要求される23歳の次世代スーパースター候補アルバレスは、42勝(30KO)1敗1分。
対するアングロは前戦でエリスランディ・ララ(キューバ)と、空位のWBA世界Sウェルター級暫定王座を争い、2度のダウンを奪う接戦を演じるも、左目を大きく腫らせ10回TKOに退いている。22勝(18KO)3敗。
アンダーカードではWBC世界Sバンタム級王者レオ・サンタクルス(メキシコ)が、再浮上して来たクリスチャン・ミハレス(メキシコ)の挑戦を受ける一戦が用意される他、ホルへ・リナレス(帝拳)vs荒川仁人(八王子中屋)の一戦が、計画されている。
3階級制覇を狙うリナレス選手の現在のランクはWBC世界ライト級5位。昨年11月、予定されていたWBA世界ライト級王座挑戦が、急遽キャンセルとなったリナレス陣営は、新ターゲットにWBC世界同級暫定王者オマール・フィゲロア(米)をあげ、本田明彦会長は「フィゲロアの次の次の防衛戦ならチャンスがある」と語っていた。
対する荒川選手は同級2位。昨年7月、米国でオマール・フィゲロア(米)と、空位のWBC世界同級暫定王座を争い判定で敗れるも、その大健闘ぶりは放映された『SHOWTIME CHAMPIONSHIP 』で、年間最高試合の候補に挙げられるほどで、大いに名前を売った。
この二人の対戦が正式に決まったなら、勝者がフィゲロアへの挑戦権をつかむことになる。そのフィゲロアも同日リングに登場。カネロの実兄リカルド・”ダイナマイト”・アルバレス(メキシコ)の挑戦を受ける。
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