アイク田川氏が執筆しておられた、『ハワイからの使者 スタンレー・イトウ』(文芸者・1200円+税)がついに完成。「数々の世界チャンピオンを育成した日本ボクシング界の大恩人、スタンレー・イトウの軌跡を納めた纏(まと)めた一冊を上梓いたしました」との報が、”文芸者”さんから届いた。(発売日2月1日)
表紙写真は、かつてイトウ先生がトレーナーを務めたダド・マリノ(米)選手が保持していた世界フライ級王座を受け継いだ、第69代WBA世界フライ級王者坂田健史(協栄)選手の汗を拭いている場面(私が撮影しました)。(^-^)/
ロレンソ・パーラ(ベネズエラ)への2度目の挑戦に敗れた坂田選手は、06年1月、ハワイ・カカアコジムへ合宿トレーニングを敢行。リングが見えるベッドに眠り、約2週間、イトウ先生の指導を受けた。貴重な経験でした。
日本人初のプロボクシング世界チャンピオン白井義男(カーン)選手が、1952年5月19日、マリノ選手から王座を奪った後楽園球場のリングに立っておられたイトウ先生は、まさに日本ボクシング界の歴史の生き証人である。
一昨年5月、ボクシングの日に日本プロボクシング界の招きで来日。開催された
『スタンレー伊藤さんに感謝する会』には、日本全国から多くの元王者、元選手が集結。再会を喜び、イトウ先生への感謝の気持ちを伝えておられました。
本著では、イトウ先生とゆかりの深いファイターたちが、その思い出、秘話を明かしている。
「なつかしい写真、いっぱいあってイイね!」
「これを機に、また日本に来てください」
「そう出来たら、いいね!」
2012年、『ボクシングの日』。日本プロボクシング協会大橋秀行会長は、心から感謝の気持ちを表した。
ハワイ真珠湾に始まった太平洋戦争では、帰国不能外国人となった日系人の歴史。白井選手のマリノ挑戦を実現させたボス、サム・イチノセ氏の心意気。日本ボクシングコミッション設立においては、ハワイのルールが参考にされた。
”伝説のトレーナー”スタンレー・イトウ氏の軌跡は、日本ボクシング界の歴史そのままである。どうか皆様、ご一読を。詳しい発売情報は、近々にご報告させて頂きます。
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