無敗のWBA世界ウェルター級王者エイドリアン・ブローナー(米)は、14日(日本時間15日)、米テキサス州サンアントニオのリングに登場。王座の初防衛戦に挑んだ。リング外でのトラブルが相次いでいる王者だが、果たして調子は?。
挑戦者は元Sライト級王者マルコス・レネ・マイダナ(亜)。デボン・アレクサンダー(米・前IBF王者)にはいい所なく敗れたが、その後は3連続KO勝ちと調子をあげている。しかし、試合直前の賭け率は4-1でチャンピオン有利。
試合開始。先制攻撃を仕掛けたのは、マイダナ。ライト級から上げたばかりのブローナーには、早くも体格負けの不安がもたげる。
第2ラウンド。勢いずくマイダナは、開始早々左フックでブローナーからダウンを奪う。王者は立ち上がったものの効いている。ブローナーは何とかこのラウンドを逃げ延びた。
その後、ブローナーも早いパンチで対抗するが、マイダナのパワーの前に苦しい展開が続く。
第8ラウンド。マイダナの左でブローナーは再びキャンバスへ落下。
このラウンドはマイダナの頭がブローナーに当り、挑戦者に減点、王者には休憩が与えられたが、試合の流れが変わるまでには至らない。
ラストラウンドまでマイダナのパワーがブローナーを上回り試合終了。
「マリナージだから良かったんですけど、やっぱり、ウェルターは厳しかったですね。予想通りですけど」(山田純夫氏)
スコアは115-110、116-109、117-109。
価値ある2階級制覇に成功したマイダナは、35勝(31KO)3敗。
28戦目で初黒星を喫した24歳のブローナーは、マイダナとの再戦を希望。保持しているWBC世界ライト級王座をどうするのかの、WBCへの回答期限は今日までとなっている。
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