WBA世界Lフライ級スーパー王者ローマン・”チョコラティート”・ゴンサレス(ニカラグア)は、3年ぶりに日本のリングに登場(10日・両国国技館)。その自慢の強打を存分に見せつけた。
フライ級ノンタイトル10回戦の相手は、オスカル・ブランケット(メキシコ)。今年8月、八重樫 東 (大橋)選手の持つWBC世界フライ級王座挑戦に敗れて以来の再起戦となる。
試合は開始早々から激しい打撃戦に。
ロマゴンが得意の左フックをブン回すと、ブランケットも右アッパーで応戦。
パンチに自信ある同士が、互いの強打を振るいあう。
ブランケットをコーナーに追いやったゴンサレスは、左フックを連打。
体を起こされたメキシカンに、重いパンチがズシリと襲いかかった。
そしてついにブランケット、ダウン。
しかし、ここは立ち上がり、終了ゴングに逃げ込んだ。
やっと出番が来たラウンドガール嬢。(^-^)/
リングサイドでは八重樫選手と、後輩の井上尚弥選手、元王者内藤大助氏が並んで観戦。
第2ラウンド。またもやゴンサレスの左が猛威をふるう。
ブランケットをロープに詰めて一気にラッシュ、と思われたところで福地主審はすかさず「ストップ!」。
TKOタイム2回27秒。
ゴンサレスは37戦全勝(31KO)と不敗記録を伸ばした。右はニカラグア大使。
「レフェリーが止めなかったら、悲惨なノックアウトになっていただろう」と、余裕のゴンサレス。
3階級制覇の標的は、WBA世界フライ級正規王者ファン・カルロス・レベコ(亜)と言い切った。