協栄ジムから野口ジムへ移籍。同時に保持していたOPBFウェルター級王座も返上。心機一転、再浮上を目指す渡部あきのり(野口)選手が、亀田大毅vsゲレーロ戦(9月3日、サンメッセ香川)の前座8回戦に出場。
公式計量68.9キロのSウェルター級。昨年11月、WBC世界Sライト級1位プラウェート・シンワンチャー(タイ)を破って手に入れた世界ランクも自然落ち。これが約半年振りのリング登場となった渡部選手。
対戦相手はジェイピー・イグナシオ(比)。67.4キロ。こちらも約7ヶ月ぶりの試合となる。
初回終了後のインターバル。
パワー全開で攻める渡部選手だが、一回り小さなイグナシオは決定打を許さず、時には抵抗を見せる。
パワフルなパンチを打ち込む渡部選手だが、イグナシオはダウンを拒否。
試合は最後まで同じようなシーンが続いたが、ついに一度のダウンシーンもなく最終の第8ラウンドを迎えた。
試合は渡部選手の圧勝。スコアは、80-72、80-73、79ー73。前OPBF王者は戦績を29勝(25KO)4敗とした。
「デビュー戦の気持ちで戦って勝てた。倒せなかったけど、次につながった」
「再起できて良かった。新しい環境、ステージで頑張りたい。目標はもちろん世界です」
協栄ジム時代に亀田家に弟子入りしていた時期もあり、今後も連携を取っていくという。
渡部選手の後には、WBA世界バンタム級正規王者亀田興毅(亀田)選手がスパーリングを披露。
興毅選手の入場曲「バーニングハート」は、亀田プロ所属の歌手、『ジョニ亀』が歌った。
比国ランカーとの2Rのスパーでは、世界王者の貫禄を見せ付けた。
協栄時代には、WBCが開催を正式に表明した『ワールドカップ』への出場を表明していた渡部選手。
これを含めて、亀田プロモーションとの連携でどんなチャンスが開けるのか、大いに注目したい。
今後も、頑張ってほしいと思います。
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