2013年度のWBO総会は、ハンガリーの首都ブダペストで開催された。幹事を務めたのは、アトランタ五輪金メダリストからプロ転向、WBO世界フェザー級を獲得。引退後はWBOのヨーロッパ代表も経験したイストバン・コバチ氏。
WBOからの表彰盾を持つのはハンガリーの元世界王者たち。左からゾルト・エルデイ(元WBOライトヘビー、WBCクルーザー級王者、本総会幹事のコバチ(元WBOフェザー級)、カロリー・バルザイ(元WBOスーパーミドル級)。
そして左から2番目の人物は、驚くなかれハンガリーのヤノシュ・アデル大統領。なんでもお忍びで総会晩餐会に出席されたとのこと。
元王者コバチ氏を横に従え、ハンガリー国歌を独唱するのは、盟友山田純夫氏。撮影はジョエル・コロン氏。ファンマ・ロペス、ローマン・ロッキー・マルチネスらをプロモートする「PRベスト・ボクシング」(プエルトリコ)のカメラマン。
アデル大統領と山田氏。
「大統領も喜んでくれて何よりです。一生君(八王子中屋ジム・中屋プロモーター)と、日本のボクシング界の現状について話していたら、突然、出番がやってきてあわてました。だけど、コバチの顔をつぶすようなことにならなくて良かったです」
昨年のWBO総会で米国国歌を歌った山田氏に、次年度開催が決まっていたハンガリーの幹事コバチ氏が、「来年はハンガリー国歌を歌ってくれ」と要請。大学時代、独語を専攻していた山田氏は、ハンガリー語もわりと入りやすかったらしい。
1年間勉強しての晴れの舞台でした。
「ドン・キングも喜んで握手を求めて来ましたよ!」(^O^)/
左はWBOフランシスコ・バルカルセル会長。右は、「WBOの宮崎駿」こと、バチスタ・サラス副会長。
表彰された最優秀女子選手クリスティーナ・ハマー(独)。最優秀男子選手のウラジミール・クリチコ(ウクライナ)は欠席。
現WBO世界Sミドル級王者ロバート・ステイグリッツ(独)は、通産5度防衛を記念した指輪を授与された。
挨拶に立つアデル大統領。随行員も少なく、出席していた地元メディアからはどよめきの声があがったという。
さて、総会に参加しチャンピオンベルトの授与を受けたバンタム級新王者亀田和毅(亀田)選手は、アルゼンチンのTV局「スペース」のファン・ラレーナ・キャスターのインタビューを受けた他にも、各国報道陣からインタビュー攻め。
「こんなに大々的に祝福されるとは思わなかった」
WBO総会レポートでは、和毅選手が6ヶ月以内に指名試合を消化することを義務付けられたことが記されている。
現在のランク1位はランディ・カバジェロ(米)。”エル・マタドール”の愛称を持つ22歳(今月27日で23歳)は、これまで19戦全勝(11KO)無敗の北米王者。今年は2試合をKO勝利で飾っている。
今後の交渉に注目。
日本関係では3位に岩佐亮佑(セレス)選手、マカオで幻のTKO劇を演じた富山浩之助(ワタナベ)選手が15位にランクされています。
応援、深く感謝です!→
【TOP】